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真珠の歴史

真珠は古くから宝石として珍重されてきました。

それは、天然では算出が非常に難しく、「月のしずく」や「人魚の涙」と呼ばれるほどの美しい光沢があるからです。

真珠は、宝石としての一面のほかに、貴重なものなので、薬としても利用されてきました。

日本でも、解熱剤や風邪薬の成分として今も利用されています。

エジプトでは、クレオパトラが真珠を酢に溶かして飲んでいたと伝えられています。

中国では紀元前2300年ごろから、ペルシャでは紀元前7世紀ごろ、ローマでは紀元前3世紀ごろから真珠が用い
られていたという記録もあり、真珠は非常に歴史の古い宝石であることがわかります。

日本では、日本書紀や古事記、万葉集に真珠の記述がみられ、邪馬台国の台与が曹魏に真珠を贈ったことが記され
ています。

このことから、日本でも真珠は古くから親しまれてきた宝石であることが分かります。

真珠は古くから親しまれてきた宝石ではありますが、天然のものはとても貴重でなかなかできないため、養殖真珠
の歴史もたいへん古いものでした。

記録によると、中国では11世紀ごろには養殖真珠を手がけていましたが、まだそのころは量産をすることは難しか
ったようです。

日本では、御木本幸吉が1893年にアコヤガイの半円真珠の養殖に成功しています。

日本で初めて養殖真珠の特許をとったのは、見瀬辰平と西川藤吉です。

現在の養殖真珠の技法も、西川藤吉の術に負うところが多くあります。

養殖真珠が出現したことによって、真珠を重要な産業としていたクウェートやバーレーンは大打撃を受けました。

現在では、養殖真珠が主となり、天然真珠は実質的に文化保存事業のレベルとなっていますが、真珠広場や真珠を
採取する文化など数多く残されています。

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